2013年1月 指導者養成 インド

2013年01月31日

「限りある」という視点から観察すると、人間の体は骨や筋肉など質量のある物質からできたオブジェクト「物」となります。「限りない」という視点から観察すると、人間の体は「魂」や「気」からできたエネルギーそのものとなります。

限りない絶対界と限りある物質界をどうとらえるか。絶対界を信じず、物質界のみの経験で満足して人生が終わるのか。限りある物質界の観点からヨガを教えてもいいのか。

こんなことを学びながら、ヨガを伝達していく上での正しい基盤を日々培っています。簡単ではありません。「難しいです〜」とみなさん口にしながらも、これらの重要性が徐々に体に浸透しているようです。

シュリカリのみんなでゴアの海で。

アシュラムには、様々な国の人々がいます。

そんな仲間達と一緒にヨガをしたり、会話をしたり、レストランに行ったり、一緒に笑い合ったりするのは、なかなか貴重な体験です。

アメリカでのヨガ事情や流行のヨガを聞いたりすると、次に日本で何がおこるか予測できたりもしますよね。サンフランシスコでは、手綱が切れたようにピンからキリまで多彩なヨガがあるようです。チェコでも、フィットネス感覚のヨガは流行っているようです。アメリカの影響ってほんと大きいですね。さすが大国。

個人個人でヨガのやり方が違うように、初めはどことなくお国柄的なものがやり方に現れます。そうはいっても、日本という枠を超えて客観的にヨガを観察して、国籍を取り払ったところでみんなが結びついていける場所だなーと思います。

いろんなバックグラウンドの友達がたくさんできて、素直に嬉しいですね。

この1ヶ月で学ぶこと経験することは、多すぎて深すぎて。

まずは、「人間とは何か」「生きるとは何か」「何が真実を歪めているか」という基盤を学びました。そして、その正しい基盤の上で「ヨガを正しく伝えること」を学びました。ヨガにおいてだけではなく、この正しい基盤は何を行うにあたっても必要です。タントラを通してユニバーサルな「叡智」を通して人間の土台作りを行いました。コース終了後も、この土台を更にしっかりと築いて行きてゆくための勉強は続きます。

本来あるべき姿の「ヨガ」を伝えていきましょう。

本当にどうもありがとうございました。